それは子供たちとの悲劇的な離別を意味する。
週末、コマオは妻のご実家で有意義な時間を過ごした。
先週から娘が保育所の一時保育を利用している。
娘はびっくりするくらいの人見知りなので、初日は離れた場所で過ごすコマオも心配で心配で仕事が手に付かなかった。
おそらく1日中泣き叫んだであろう娘をどうやって慰めようか考えていたが、娘は友達と遊び、お昼ごはんを完食し、トイレも失敗しなかったそうだ。
親は無くとも子は育っている。
ふと気が付いたが、娘よりも息子のほうが甘えたさんになっている。
隙があれば膝に乗ったり、膝枕をせがんだり、もたれかかってくる。
もうすぐ生まれ来る妹に、両親、祖父母の注目を、愛情を全て取られてしまうと分かっているかのようだ。
コマオはそんな息子が可愛らしくて仕方がない。
皆が赤ちゃんに気を取られているうちに、娘と息子の人気を独り占めにしてやるつもりである。