コマオはガンバ大阪の試合を観戦するにあたり、かつて毎試合一緒にゴール裏で観戦したサポ仲間の一人、後輩のY岩と連絡を取った。
すると彼は今回だけはメインスタンドで観戦すると言う。
なぜなら奥さんと一緒に行くから。
コマオの周りの野郎どもは比較的女性に優しい。
誰と比べているのかは分からないが、本当に当たり前のように女性を気遣っていると思う。
とにかく、久しぶりのスタジアムで一人ぼっちは避けたいので、コマオは少々焦っている。
当時ニートだったT田は一生懸命働いて、今ではプラチナシートを保有している。
Sちゃんさんをはじめ、サポ仲間の女性陣はバックスタンドへと観戦の場を変えている。
これは困ったなぁとコマオは呟いた。
もう奥の手のK中さんを探すしかない。
K中さんはコマオの父親より少し若いくらいのナイスミドルである。
連絡先は知らない。
なので、現地で探すしかない。
ゴール裏におけるK中さんの生息地域は当時と変わりなければコマオにも心当たりがある。
もし、そこにいなければ、喫煙所を探すより他に手段はない。
今日、Y岩と連絡を取ったことで、いろいろと懐かしい名前も登場した。
前節もY岩は西京極に行き、当時のサポ仲間と偶然合流したらしい。
中にはコマオはどうしてるのかと心配する声もあったとか。
我々は常にガンバ大阪で繋がっている。
それを忘れてはならない。
もしかしたら優勝が決まる大一番になったホーム最終戦。
果たしてコマオの隣には誰がいてくれるのか。