コマオは顔相と手相を独学で学んだオヤジに出会った。
仕事でたまたま出会ったそのオヤジは、是非、コマオを見てみたいと言う。
コマオにそんな時間はないが、仕方ないので見てもらった。
オヤジは言った。
「君はお母さん似やな」
よく言われます。
「君は次男やな」
いや、長男ですが、上に姉がいます。
「いや、次男やねん。流産か何かあったかな」
そうですか。
「君の手だけやと子どもは一人や」
いま子ども一人いますわ。
「男の子やろ」
いや、娘です。
「可愛がりや」
はい。
「君はこれからどんどん前に進む。でもな、必ず壁が現れるんや」
どうしたらいいんスか。
「それを上手く乗り越えるんや」
わかりました。
「あと、何年後かに彼女ができる」
僕、既婚者ですねん。
「君からやなくても向こうから来る。気ぃつけや」
わかりました。
「またおいで」
いろいろ言われたが、あとはよく覚えていない。
でも、オヤジは最後に弘法大師について学べと言った。