朝になれば雑踏動き出す
死んだように生きて夜がくる
コマオはスネオヘアーを口ずさむ。
家庭も仕事も多忙である。
コマオは少しお疲れだ。
だからと言って誰に何を頼むわけでもない。
休日は嫁とあやこと遊びたいし、仕事は休みたくない。
コマオは贅沢な男である。
今のコマオに何が必要か。
「一日が36時間くらいあれば良いのに」
コマオは愚痴をこぼす。
一日が36時間あってもだらだらするのは目に見えているが、ちょっとだらだらするのもいいかもしれない。
いっその事、住まいから仕事から全部変えてみたい気持ちもある。
コマオは危険な男である。
夏の終わり、コマオは多忙を理由に少し訳がわからない状態である。