この10年間、揺るぎない信念が愛すべきクラブをピッチ上で暴れ回らせ、国内外の様々なタイトルを愛すべきクラブにもたらしてくれた。
その超攻撃的なフットボールにコマオらは荒れ狂い、酔いしれた。
それまで弱くて弱くて本当に弱かった愛すべきクラブは攻撃力を武器に数々の優勝争いを演じ、負け続けた相手から警戒され、海外でも活躍する強豪になった。
コマオはひっそりと、でもずっと愛すべきクラブを応援してきたからクラブスタッフよりも愛すべきクラブを愛していると言い切れる。
コマオを強豪クラブのサポーターにしてくれたコーチが、今季を持って愛すべきクラブを退任する。
彼が愛すべきクラブを率いて10年、誰よりも勝利し、誰よりもゴールを観ることができた。
彼が愛すべきクラブに来なければ、フットボールの楽しさなどわからなかっただろう。
コマオは彼に礼を言わねばならない。
コマオは今日、嫁とあやこに26日の今季ホーム最終戦について、観戦の許可を得た。
本当は嫁だって行きたいはずだし、コマオは休日くらいあやこを見ていたい。
しかし、11月のフットボール観戦はあやこには早すぎる。
次にフットボール観戦をするのはあやこが大きくなってからと思っていたが、コマオは恥を忍んでスタジアムに向かうつもりでいる。