年が明けて二週間近く過ぎた。
コマオは悶々としている。
愛すべきクラブは昨年同様、絶対に近づいてはならない相手に大事な選手をレンタルした。
コマオは関係者ではないので様々あるであろう理由は分からない。
しかし、いちサポーターとしてはこういった移籍に疑問と憤りを感じずにはいられない。
相手は絶対に袖を通してはならないユニフォームを着ている。
日本のフットボールにはライバルだったり、ダービーだったりと言った敵対心は要らないのであろうか。
しかし、コマオはいちサポーターとして一人で悶々としている。
年が明けて二週間近く過ぎた。
新年の挨拶をいろんな人たちと交わし、コマオは新たな気持ちで今年も頑張る次第である。
しかし、まだ挨拶を交わしていない人たちもいる。
コマオはまだ両親と言葉を交わしていない。
今月中に寝床を訪ねるらしいが、日取りも決めていないのが現状である。
日曜日までには決めておきたい。
コマオはそう願っている。
さらに、コマオは年賀状の返信を忘れていた。
ごめんモリモリ。
コマオは今、心の中で呟いた。
十五日までには何らかの形で返信しようと決意する。
コマオの悶々はまだ続く。
今年度もあとわずかである。
仕事をいろいろと整理しなければならない。
業務もままならない中、二十一日から新入職員が二名やってくる。
新人教育はコマオにとっていつまでたっても難題である。
しかも、二名。
どちらも正職員を希望している方なので、順調に行けば春にはよりよいチームが出来上がるはずである。
それもコマオ次第だが。
来年度が迫っている。
つまり、研究発表の時期である。
今回もコマオは研究発表に参加する。
しかし、今回はあくまで補佐である。
若手がしっかりとデータを収集できるよう、コマオは全力で業務を整え、他職種との連携の架け橋となり、他職種からのクレームの一切を受け止める。
全ては若手の成長、即ち、チーム力の底上げのためである。
若手がのびのびできるよう、不必要なストレスはコマオが取り除く。
ここまで書いて、若手若手と連呼しているコマオはハッとする。
自分もまだまだこれからだ。
コマオは毎日のように悶々とする。