昨日の出来事である。
夜勤明け、業務の中で仮眠を取らずに帰宅したコマオはとても疲れていた。
寝床に着くなりすぐにべたつく身体を洗い流し、アイスコーヒーで一服する。
リビングにあるテーブルに目をやると、コマオ宛てにいくつかの郵便物が届いていた。
その中のひとつが『丸裸』である。
とうとう手に入ってしまった『丸裸』。
完成の一報を耳にしたとき、聴きたくて聴きたくて仕方のなかった『丸裸』。
しかし、実際に手にした『丸裸』を見ていると、まるで自分のことのように緊張してしまう。
少しドキドキしていたが、こんな夜勤明けのぼんやりした気持ちでは聴けないと思い、コマオはとりあえず仮眠をとった。
だいたい三時間ほど床につき、携帯のアラームと異常な暑さでコマオの寝覚めは悪かった。
さて、とコマオは思ったが、どうも身体が動かない。
そして、気持ちも動かない。
一時間ほどぼんやりしていると、約束のフットサルまであと少しとなった。
とりあえず、今日は帰宅の遅い嫁のために晩ご飯をこしらえ、コマオはフットサルに出かける。
だいたい二時間ほど寝不足の身体でコマオはボールをばしばし蹴り、汗をだくだくと流し、アクエリアスをがぶがぶ飲んだ。
フットサルが終わり、疲れた身体でボールを追いかけたコマオはさらに疲れていた。
寝床に着くなりすぐに汗だくの身体を洗い流し、嫁と夕食をとる。
リビングにあるテーブルに目をやると、『丸裸』が裸のままで置いてある。
「こんなヘトヘトな状態ではまともに聴かれない」
そう思ったコマオは『丸裸』をそのままに就寝した。
そして、今日、とりあえず『丸裸』をiTunesにインポートし、iPodに収めた。
コマオはとてもどきどきしている。