夜勤明けのコマオは頑張った。
昼過ぎからの研修に駆けつけ、偉い人が話す今後のグループの方針などをメモにとった。
話は始めから病院を対象にしたものであり、コマオのオフィスに全く関係がないと言えば本当である。
それでも、控え目なコマオは最後列に座り、メモをとった。
そんなコマオに一通の悲報がe-mailで届けられた。
愛すべきクラブの最高傑作と言われた男が愛すべきクラブに帰って来なかった。
帰って来ないならまだしも、次の行き先は絶対に袖を通してはならないクラブの一つであった。
怒りや悲しみがたちまちコマオを襲い、偉い人の言葉はコマオに届かず、取るものは手につかず、コマオはただただ夜勤明けの使えない男となった。
怒哀に耐えて寝床に戻り、今晩の新年会の支度をする。
せめてこれだけはと一昨日買ったロト6の確認をすると、六個の数字のうち二つが当たり、残りの四つは全て当たり数字のマイナス1だった。