昨日、夜勤明けのコマオは何だかんだでお昼過ぎまで職場に残り、食事の提供を手伝った。
コマオの予定として、18時半からは愛すべきクラブの応援があり、渋滞を避けたいので16時には高速に乗ろうと考えていた。
16時に寝床を出るには15時過ぎまで仮眠ができる。
夜勤明けのコマオはだいたい3時間くらい休むので、正午には横になっていたい。
正午に横になるためには11時には寝床に戻り、ひとっ風呂浴びて軽食をとる。
残業のおかげでそれらの予定は泡となりいつしか消えた。
昼過ぎに寝床に着いたコマオはシャワー浴で身体を清潔にした。
お腹がふくれると眠気に襲われるのでハンディチョコとフルーツオレを昼食にする。
髪と服装を整えたコマオはそのまま寝床を飛び出した。
スタジアムに到着し、車内で2時間弱の休憩をとったコマオは仲間の待つゴール裏へと駆けつける。
挨拶もそこそこに仲間の一人がサインボールを取りに行こうと持ちかけた。
愛すべきクラブは選手がスタジアムに到着すると、ホーム側のスタンドに各々のサインボールを投げ入れる。
サポーターはお目当ての選手に必死の形相で呼びかけ、なるべく自分の近くにボールを放ってもらうのだ。
コマオは仲間のため、普段は出ない大声を出し、選手に呼びかけた。
すると、選手のひとりがまさにコマオにストライクなボールを放る。
しかし、コマオはいかんせんフライボールを捕ることができない。
コマオの手を弾いたボールは前列に落ち、小学校低学年の児童二人による奪い合いに発展し、双方の親御さんが駆けつけなければならなかった。
コマオがフライボールの処理を適切に行えれば、こんな事にはならなかった。
「次こそは必ず!」
コマオは二度と子どもたちを争わせない。