慌ただしい年の瀬である。
ただでさえ慌ただしいのにコマオは新年を迎える準備を怠っている。
中旬には東京・横浜の旅で銀座に泊まり、六本木や渋谷、表参道といった東京を満喫した。
横浜ではもちろん愛すべきクラブとマンチェスターUの試合を観戦し、両クラブへ惜しみない拍手を送った。
「東京で良かったこと?汐留で松た○子とすれ違った事かな」
コマオは複数の芸能人を見て、おのぼりさん根性丸出しだ。
しかし、エドは○みとすれ違う際には全く気付かず、後に相方から知らされることになる。
とにかく、コマオは東京で休日を満喫した。
昨日はクリスマスだった。
忘れていた訳ではないが、コマオは相方へのプレゼントを用意していなかった。
「東京でいっぱい買ったし、クリスマスは一緒に三宮で買い物するつもりやった」
コマオの言い訳は聞き苦しい。
しかも、渋谷で相方が気に入った鞄を発見するも、荷物になるから神戸でと購入を妨げたのはコマオである。
昨日、三宮で鞄を探したが見つからなかった。
何という大失態!
コマオの自分勝手には呆れて物が言えない。
それでいて、愛すべきクラブの天皇杯観戦は怠らないコマオである。
19時からの寒空のもと、相方は震えていたではないか!
コマオは己の愚を猛反し、夜勤明けの明日、大阪梅田へ鞄を探しに出かける。
「見つけるまで帰らない!」
コマオは意気込んむが、昼過ぎに長居で行われる愛すべきクラブのユース決勝戦も観戦するつもりだ。