多忙極まる月初めの日々である。
先月の集計やら、今月の行事予定やらでコマオは息つく暇もない。
「早急に『三角倶楽部』を開催せねば」
と、荒く意気込んでみたものの、部員への諸々の告知すら追いつかない。
開催日はどんなに急いでも九月にズレ込むであろう。
何故、このような事態に陥っているかコマオにもわからない。
仕事ばかりが原因ではないようだ。
寝床においても未読の文庫本が三冊に増加した。
「おのれ、趣味にまで影響するとは…」
コマオは息を荒げる。
しかし、オフィスにおいても寝床においても、ただ何もしない時間が多いことには気付いていない。