ひどく黒い感情を吐き出してみる。
長男の小学校の卒業式はドレスコードがあるわけではないけれど、全員中学の制服を着用していた。
女の子はギャルっぽくアレンジしたり、男の子もネクタイを華々しいものに変えていたり、今日しかできない制服コーデも個性が出ていてステキだった。
したがって地域の学校でなく私立などに進学する子は制服で一目瞭然。
この地域は中学受験する子が、大昔のド田舎出身の私の感覚より、ずっとずっと多いのだと初めて知った。
他の子の性格や各家庭の事情に詳しいわけじゃないけど、あの子がその学校を選ぶのはなんか分かるなぁ、なるほどねぇ、なんて感慨深く見ていた。
途中までそんなふうにほのぼのとしてて、ハッと気付いた。
我が子を中学から支援級に転籍したくて奮闘した結果、土壇場で子が「やっぱり通常級に通う」と言い出して、心底ガッカリしてる親なんて私しかいないんだなって。
ため息が出た。
我が家とは全く違うベクトルで受験に向けて必死になって頑張っていた親子がたくさんいたんだ。
思うような結果が出なくて、その制服を見て悔しく思う人もいるかも知れないけど、その痛みすら羨ましく思えてしまう。
担任が受験組に特別配慮することって何かあったんだろうか?
うちの子にまで尽力してもらって、申し訳なかったな。
そして、長男が意を決して学校に行くたびにバカにして「来なきゃいいのに」とか言ってきた子が県内屈指の私立の制服を着ていた。
はいはい、なるほどね。
受験のためにとにかく頑張ってるのに、学校さえ来たい時だけ来て、授業中もただ座ってるだけ、のほほんと楽しそうにゲームの話をしてる、そんな子は目障りで腹立たしいよね。
合格してよかったね。
地域の学校に来てたら地獄だった。
もう二度と会うことはないから、お互い安心だね。
どこに行っても何をしても迷惑にしかならない我が子。
最後の最後にまた現実が垣間見え、居た堪れなくなった。
誰と比べるでもなく我が子の成長を認める。
それが許される環境に身を置く。
障害児育児の鉄則。
それに反してるんだから上手く行くわけないし、私の痛みなんて有って当然だし、他所様の子を妬み僻むのも筋違い。
自分の感情だけに浸るのはもうこれで最後。
小学校生活と共におしまい。
他人に迷惑かけず長男が自分なりに頑張って行けるように、淡々と環境を整えていこう。