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文庫本がすきだ。


たまに電車で遠出するときなんか、あるとそれだけで自分がいる場所が自分の空間になるようで少しだけ救われる。


エッセイがすきだ。


読む時間が区切られてしまうようなすきま時間に、目次から拾い読みしても罪悪感が湧かないから。

(例えば、小説は最初からきちんと読まないと話がわからない。漫画で例えるならワンピース。

でもエッセイならつまんで読んだとしても、話が繋がらなくても許せる。漫画で例えるなら浦安鉄筋家族とかこち亀みたいな感じ?どこから読んでもいいんだよってところが。)



小川糸は食堂かたつむりがすきだから、本屋さんでエッセイを見つけたときにとびついたけれど、

エッセイの内容はブログの転用で、期待していたほど面白くはなかった。


たぶん、このひとは物語のひとで、文章のひとではないのかなと。


だって、物語は魅力的なのに、日常を語らせるとあまり面白いとは言えないから。



逆に江國さんや、穂村さんは文章のひと。

普通はなんでもないよと通りすぎるものが、このひとたちのフィルターを通ってしまうと魅力的に見えてしまう。


だからこの穂村さんのエッセイは、書かれている内容は痛々しいのに、読んでいるほうは面白くて読み進めてしまう、

そうやって読み進めていくうちに、「あ、これなんだっけ?」という痛みが知らないうちに自分の中にも積もってくる。

この思考に染められそうになる。


面白いんだけどね、あまり読み返すべきではない本。


だからこの二冊は古本屋さんに持っていってしまいたいんだけれど、

また読むかな。。。

なーんて完全には手放しができない状態です。

若干の未練があるらしい。



梨木さんの本は買って何年か経つのに、読んだ覚えが無くて、

しかもこれ天使とか騒ぎだす前から持っているのに存在すら忘れていて、さっき発見した本。

普通に本棚のわかりやすいところにあったのに。なんで?


タイトルは魚のことらしいです。たぶん。



これから読んでみます。