6:30pm頃、喉に痰が絡んでいる様子。
自力で吐き出させようと試みました。
「かっ」と私が気合を入れて、![]()
掛け声をかけると、
父も真似して吐き出そうと頑張りました。
喉まで痰が出て来ているのが、
見えるのですが、すくに引っ込んでしまい、
なかなか引っ張り出せず。![]()
もどかしいのです![]()
ベットを起こせば、吐き出させたかも
知れませんね。
これを書いていて今頃、気が付きました![]()
そんなことを3~4回繰り返していると、
モラ先生が入って来て。
先生に痰吸引は極力遠慮したい事を
告げ、 そして、
首回りの黒ずみとふくらはぎの細さを
訴えましたが、ただうなづくだけで。
その後、
何か病室に違和感がありました。![]()
誰かがいる様な気配がし、
振り向くと誰もいませんでした。
その後、モスキート音が聞こえたり。
20秒位でした。
空耳なのかも知れませんが。
7:00pm頃の出来事でした。
死神に取りつかれたような顔つき、
突然現れた首回りの黒ずみ、
細過ぎるふくらはぎ、父自身にもこれだけの
負の要因が揃い、驚愕していましたが、
更にこの部屋で感じた不気味なことで
もうお別れが近いと察知しました。
でもまさか、いくらなんでも、
今晩ではないと思いました。
亡くなる予兆と言われている、
青紫色の部分(斑点?)は手足の
どこにも見当たりませんし、
先生達も詳しい余命は誰も何も
言いませんしね![]()
夜担当の看護師さんに会うと、
この後、痰吸引しますが、と言われ。
先ほど、痰を取り出せなかったので、
仕方がなく、お願いしました。
昼間はやさしく吸引して頂いていたので
夜も大丈夫だと思い。
いつもなら、夜の痰吸引を見届けるのですが、
私は明日の夜から、病院若しくは近辺の
ホテルに泊まる覚悟でいましたので、
準備の為、今日はこれで帰る事に致しました。
父が倒れて入院以来、様々な後悔を
積み重ねてしまいましたが、
最後の最後の日に私は、判断を見誤り
これが、取り返しのつかない後悔
になるのでした。
父が眠っていいる隙に
負のオーラ満載の病室を後にしました。
中治り現象のタイムリミットが
間近に迫っている事も知らずに。
次回に続きます。