６月２０日（水）
今日の血痰吸引は、想像を絶するような
魔の血痰吸引でした
喉から管であっちこっち粘膜を傷つけてしまい、
血と唾液だけを吸引し、
痰が引けてない様子
経鼻酸素をしていますが、モニターの
酸素濃度の数値が下がり、
酸素の量を増やしながら、
吸引を続けています
「今日はもう４～５回位やっているのですか？」
基本は１日に４回（午前中、昼、夕 夜）と聞いていました。
看「それどころではないです」
と、悪びれた様子もなく、ただ痰を引くという、
任務を遂行しているだけのようで。
ようやく終わり一息ついていると、
また、１時間もしないうちに血吸引魔が現われました。
また、喉から血と唾液だけを引いています。
喉を突いている感じで
痰は全然取れていません
先ほどと同じく、酸素濃度が下がり
鼻酸素の吸入量を上げ、
吸引を続けています。
しかしさらに、酸素濃度が下がり、
さらにまた吸入酸素の量を上げて、
吸引を続けます。
父は、もう虫の息のように見えて、
「ちょっと、休憩させて下さい」
と声を掛けると、
看護師さんは父に 「休憩しますか～？」
と呑気に聞いています。
父はうんうんうんとうなづきます。
それでやっとやめてくれました。
しかし、看護師さんは病室を出て行きません。
吸引器をいじっています。壊れたとかで
その時、丁度、
回診にベア先生が病室に来ました。
タイミングが良すぎる。
彼女は仕事アピールで吸引に来ていたのかしら？
他の日にも、先生達の回診時になると、
必ず体拭きや吸引などのケアを始める
看護師さんが数名います。
決まって同じ人達。
これを仕事アピールと思うのは、
深読みし過ぎでしょうか？
私はせご先生に
「今、痰吸引が終わったところで、
ぐったりしています」
と血吸引魔を公開処刑にしました
ちょっと大人げなかったかしら？
告げ口おばさんですかね
先生は「あーぐったりしてるね」と
心配そうに言って退室しました。
次回に続きます。