主治医のヘラ先生から余命は1~2週間と告知され。
先生は続けて話します。
「まだ、尿の排出量もそんなに
少なくないし、カリウムの数値も
そこまで高くないので、明日、明後日
にということもないですから」
「そうですか。よかった~。」
「延命するには人工透析しか
ないのですが、体力を
消耗するので無理ですね」
「危篤時は酸素マスクをします。
心臓マッサージは、肋骨が折れて、
肺に刺さる事があるので、
しないほうがいいと思います」
今になって思うのですが、
それでも、やってもらった方が
よかったのでしょうか?
もしかしたら、最後に母とお別れが
できたのでしょうか?
私も間に合って「いってらっしゃい」
と言って送り出してあげられた
のでしょうか?
その時の私は、先生の話にうなづくか、
「はい」というだけが精一杯でした![]()
病室に戻り、眠っている父をしばらく
眺めていましたが、
尿の量が気になり気になり![]()
足裏の腎臓のツボをギュギュとマッサージ
して帰りました。
これは効果ありで、翌日、尿の排出量が
増えていて、ヘラ先生もびっくり![]()
喜んでいました![]()
そして、母と姉にも余命1~2週間かもを
カミングアウトしました。
二人とも「かも」に希望を持っているようで、
姉は、自分自身に
言い聞かせるように「頑張ろう!」と
励ましてくれました![]()