がんセンターの外来から帰ってきた夜、

母から電話がありました。

 

消化器内科で夕方遅く、検査をしたと。

 

CT検査の時、父は大きな声を出して、

少し抵抗したらしいです。

どうしたのでしょうか?

怖かったのかもしれませんね。

 

消化器の先生が、点滴の内容を替えたらしく、

「これで少し楽になりますよ」

とおっしゃったそうです。

そして明日、こちらの先生から説明があるので

私に来てほしいと。

 

ちょっと光が見えてきた感じでしたキラキラ

これで呼吸器内科の主治医(事故先生)

から逃れられるかな。

 

やっぱり、胆管炎だったのかしら。

白血病はどうなったのかな?

私はネットを漁って他の病名を調べました。

 

血小板が減っている病気は

敗血症(血液に菌がまわる)もある事が分かり、

肺炎から敗血症または胆管炎から

敗血症のどちらかではないのかと思いました。

 

 

 

4月12日(木)

 

お昼頃病室に入ると、看護師さんが数名で

父のベッドを囲んで何かを処置をして

いるようでした。

聞いたところ、点滴から血液が逆流していたと。

 

ほぼ処置は終わっていて、

血まみれのカーゼのようなタオル?を

始末しているところでした。

その時はあまり気にも留めず。

 

しかし、2~3日後に、母に

血だまりになったバスタオルと

片腕が血液でびっしょりのパジャマが

返却されたと。

かなりの量を流血していたようです。

 

1カ月以上も後になってその話を母から聞きました。

 

今では、これが致命傷になったと思っています。

 

 

 

 

 

この時は大量に流血した事は知らなかった

ので、私は父にふつうに声をかけました。

 

目は開けていますが、

私の事がわかりません。

全く反応なし。嘘でしょう、どうして?

 

はあ、はあ、はあ、と息をしていて苦しそう。

 

こんなに早く病気が進行するの?

昨日の夜は、母と普通に会話をしていた

と聞いていました。

一昨日は私に手バイバイも振ってくれたのにショボーン

 

手遅れだったのでしょうか?

変わり果てた父の姿に茫然自失しました。