組踊「肝高の阿麻和利」って、なんやねーん!!!・・・の巻
本日は!
組踊「肝高の阿麻和利」って実際どういうものなの![]()
中高生の演劇とかってよくあると思うけど、それってどうすごいの![]()
っていう疑問にお答えして。
実際に去年の10月に観てきちゃったアタシ
が、そのときの様子をレポートしたいと思います♪
(ちなみに、観たのは2008年10月11日の夜公演・組踊「肝高の阿麻和利」withアルベルト・シロマ)
で、実は!平田さんにお会いするために・・・本番2日前のゲネプロ(舞台上で行う最後の全体リハーサル のこと)にお邪魔させていただいたんですが。そこから驚き連続だったんで、リハから話すね。
(リハの途中から入ったんで、)ホールに近づくにつれ、音楽や声が聞こえてきた。
わくわくしながらホールに入った瞬間。
まず、とにかく子どもたちの気迫がヤバかった。
実際、アタシも「んまぁ、中高生のやることだもんね?」と、若干あまく考えていたんだけれども。
プロのお芝居以上の気迫が、ホールを包んでいたわけです。
そして、リハをじっくり見守り、演出家として子どもたちと意見を交わしあう平田さんの姿を見た。
台詞の間、声の出し方、立ち位置・・・細部までこだわりぬき、もはや感覚の世界。
平田さんは、決して命令口調ではなく。子どもたちときちんと演出について議論していた。子どもたちも、それにはっきり受け答えている。
どうやら、最後の最後まで、「なにを・どうやって伝えるか?」 ベストを尽くそうとみんな妥協のない作業をしていたようだ。
そして、それを地域の大人たちやクラスメイト、阿麻和利OB・OG(メンバーは高校卒業とともに引退するのだ)が、あったかくも真剣に見続けていた。
んで、出番じゃない子たちはホールの周りでアドバイスしあったり練習してんだけど、うちらに会う度すっごい元気に「こんにちは!!」って挨拶してくれた。
ほら、いまどきの子って結構「様子伺い系」っていうか・・本音とかわかりづらい。目つきがおどおどしてたり、ね。塾バイトしてるあたしはそう思ってたわけだよ。
だから、こんなまっすぐな目で、ありのままで人に出会うこの子たちに驚いた。
「え、なにこの空間!?」 ほんとに仰天。いまどき、こんな空間があるんだってビビった。
とにかく、あの場を作り上げている彼・彼女らのエネルギーが渦巻いて、合体して、アタシの体にビシビシ届いていた。
ほんの1時間くらい覗いただけだったけど、平田さんと子どもたち、地域の大人たちが築きあげてきたものを感じるには十分で。
・・・ていねいに、お互いが向き合って、気持ちを聞きあって、うれしい事もつらいことも話し合って、なんでも思いをぶつけあって、受け止めあってきたんだなぁ。
そして、この「自分らしく生きれる」「互いの成長を喜び合える」場所を守り続けてきたんだなぁ。
・・・って。思った。
あ
リハだけでこんなーに書いちゃったよーん!!
ほんでね、当日なんてさ。
うちらの目の前で、生き生きとキラキラした笑顔で踊り・歌う子どもたち見てるだけで、あたし号泣しちゃったw
やっぱり、どんなちょい役の子も、すっごい気迫なんだよ。命かけてる。「いま、みんなと舞台を作ってる自分」としての気合みたいなの、感じた。
お芝居のあとも、カーテンコールとか観客見送りに出てきた役者の子たちの凛々しさっていうのかしら?
あなたたち・・・玄人?ってくらい、お客様とお写真撮ったり、ちっちゃい子どもたちの頭なでなでしたり・・・
え、中高生?まじで
ってくらい、とても誇り高くて。
ほんと、肝高っ子だったのでした。
地域の大人の方が、「元気ないとき、この子たちの練習見に行って、がんばってるのみてさ。自分たちもまた明日からがんばろうって思ったりするんだよね~~」なんて言う理由がわかった。
この子たちのエネルギーには、地域を動かす力がある。
じゃあ、こんな場所がどうして出来上がったのか!?
沖縄だからうまくいったの?北海道で、なにができるの?
それについてみんなで知恵出し合うのーがー、3月7日w
平田さんも来るし、ミナサマでこの取り組みの秘訣、読み解きましょっっ
カモーン
(担当:あたし
でした)