吉野弘さんの詩、『陽を浴びて』が1983年(昭和58年)に

花神社より発行されました。

最初のページに「陽を浴びて」という詩があります。

「円覚寺」、「漢字喜遊曲ほか」などが色々の詩があります。

詩集「叙景」(1979年11月、青土社)に次ぐ八冊目の単行詩集です。

一篇だけ1974年のもので、他の全て1980年以降の作品の中から

選びましたと、吉野氏が語っています。

 

紅 葉

 

夏、緑の鮮やかさを競っている木々が

秋、赤の鮮やかさを競っている

 

赤の鮮やかさを競った紅葉には

もう、競うべき色がない

 

次は、自らを地面に振舞うこと

冷えた地面に紅潮させる試み

 

次は?

次はーー

 

(赤い絨毯を敷きつめたような)

比喩の集中に耐えること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログランキングに登録させていただいてよろしくお願い致します。


にほんブログ村