今日は一日中寒い日になりました。

 

吉野弘さんの詩を案内しています。

吉野さんの詩は言葉が分かりやすく、平易です。

 

吉野さんは富士山がとても愛した詩人でした。

晩年は富士が何時も仰げる静岡県に住まわれ、

「富士」という詩を残しています。

 

富士

 

葛飾北斎は 「富嶽三十六景」を描いた

安藤広重も 「富嶽三十六景」を描いた

北斎は後に 「富嶽百景」も描いた

池大雅も横山大観も梅原龍三郎も富士を描いた

僧契沖は富士百種を詠んだ

藤田東湖は富士百種を詠んだ

一流の人の一流の作

 

富士燦然(さんぜん)

一流の人は一流の褒め方をする

では、一流でも二流でもない私は

どうすればいい?

絵に描かず、歌や句にせず

富士を、目で愛するだけにしよう

目で愛することには二流も三流もない

 

誰でも一流

いじけることはない

思わず見つめてしまうこと、それこそ

一流の褒め方だと

信じていよう

それでいい、 と

富士が私に目配せを送ってくれた

 

 

 

吉野さんも愛した狭山湖の富士の四季

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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