「ロゼット」咲を中心にバラを紹介します。


「ゴールデン・ボーダ」は1987年のメイアンのバラです。

数少ない黄色の修景用のバラです。花付きが良く香りもします、モッコウバラに似ていますね。
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 「クィーンマザー」は1998年コルデスのバラで光沢のあるパールピンクの花びらと平咲きの花形が爽やかで愛らしい。
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 「ケアフリー・ワン」は1993年メイアンのバラで小ぶりの花が次から次へと咲きます。名前の通り丈夫で手がかからないバラです。
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 「オーナードウ・バルザック」は1994年のメイアンのバラで花びらの縁のピンクが美しい品種で十九世紀のフランスの文豪に因んで名づけられました。
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 「きらり」は2003年の京成バラ園のバラです。鮮やかな黄色地に赤の絞が映える美しいバラで次から次へと咲かせ華やかな色合いが楽しめます。
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 「薔薇物語」 19

     宮廷文化を彩ったバラ

 絶対君主制のもとで、十七~十八世紀の宮廷文化は爛熟のときを迎え、香水と、育種家によって次々と作り出される新たなバラが、それに一層華やかさを加えました。


 イギリスのエドワード六世はバラの香気をことさら好み、王の部屋は常に、バラ水をゆっくりと煮沸かして立ち上る芳香で満たされていた、と伝えられています。


 1558年に即位したエリザベス女王(一世)もチューダー家の先代たち同様に、バラを特に愛したと言われています。


 こうした上流貴族たちの欲求を満たすために、香水の処方に関する本が多く書かれ、人々は競ってそれを蒐集しました。