ロゼット咲きのビラを5点紹介します。


 「バニラ・ボニカ」は2005年メイアンのバラです。

 数少ない黄色の修景用のバラで、ソフトの色合いの花が10輪ほどにかたまりブーケのように逆円錐形に揃って開花します。

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 「ヒストリー」は2003年タンタウのバラです。ソフトな花色と花型がロマンティックな雰囲気で、春の花付きと特にすばらしい、大輪の房咲になります。独特の蕾が一斉に並ぶ様子は圧巻です。

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 「フリージア」は1973年のドイツ・コルデスのバラです。鮮やかな黄色が美しい、黄色の中輪系の代表花です。香りもあり、高めに剪定すると、より多くは名がつけます。

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 「ピンクスワニー」は2003年のメイアンのバラで、一枝に5輪もの花があふれるように咲き、返り咲くので「レカトルセゾン」(四季)の別名があります。

 グランドカバーにも低い垣根にも最適です。

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 「ベビーロマンティカ」は2003年メイアンのバラです。コロンとしたロゼット咲きの花型とオレンジとピンク色がマッチして、大変可愛らしいバラです。

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  「薔薇物語」13

   軍隊が運んだ赤いバラ

 11世紀待末から13世紀後半の200年間、回教徒より聖地エルサレムの奪回を目指してキリスト教徒が行った、七回に及ぶ十字軍の遠征は、結局その目的を果たしえなかったものの、東西文化の交流・交通の発達に大きな役割を果たしました。


 回を重ねてからの遠征は、戦争というよりも、むしろ貿易が主体にような有様を呈していたようです。


 小アジア原産のダマスローズなど、幾つかのバラが種や苗としてこの時持ち帰られ、ヨーロッパのバラはより豊かな表情と芳香をもつことになました。