ブルボン王朝を象徴するのがベルサイユ宮殿です。「プチ・トリアノン」は宮殿の庭にある離宮ですが、フランス王妃マリー・アントワネットが愛した離宮でルイ15世がアントワネットに与えたものでバラも多く植えられていました。
肖像画では王妃が大輪の一輪のバラの花を捧げています。
16世の王妃であった、この肖像画はあまりにも有名です。ルイ16世の愛妾ポンパドール夫人の肖像画には衣装一面にバラがあしらわれております。これもおそらくケンティフォリアローズでしょう。「ベルサイユのばら」という言葉は現代つくられた言葉でしょうが、華やかであったブルボン王朝にもバラが一役買っていたことでしょう。
「プチ・トリアノン」は2006年にメイアンの作出したバラでソフトピンクの花弁が繊細な美しい花です。
(文章はバラの美術館より引用しました。肖像画、離宮はウィキペディアより)