明日は母の命日です。
あれから9年か。
色々な想いが駆け巡る。
余命3ヶ月と宣告された時の事。
それが突然1ヶ月に縮まり
結果的には、3ヶ月と宣告された日から
1週間も経たないうちに母は亡くなった。
癌の進行スピードは本当に恐ろしい。
長期にわたって苦しまずに済んだのが
救いだったかもしれないと
家族の間で言い聞かせた。
でも少しの間だろうと、苦しかったよね。
鼻に吸引のカテーテルを差し込まれた時
大粒の涙をこぼした母の姿が目に焼き付いている。
自分でトイレに行きたいとベッドから無理に
起き上がって大変だったな。
母が父に最後に言った言葉は、いつもの「バイバイ」
ではなく、「さよなら」だったと聞いた。
何が食べたい?と聞くと「アイスが食べたい」と言った。。
ろれつが回らなくなってきた母の為に作った「あいうえお」表。
「お」「せ」「て」「か」 この文字を何度も指差して。
亡くなってから気がついた。
母が、表の裏に書いた文字。震えていて読み取れるものでは
無かったけれど「がん」と書いてあるように見えなくもない。
あいうえお表…良く見ると「ん」が抜けていたんだ。
「お せ て (おしえて) が ん」
母はそう聞きたかったのかもしれない。
必死で「ん」を探していたのかもしれない。
今となってはもうわからないけれど
それを考えると、涙が止まりません。
苦しかったよね、怖かったよね。
最後の日。
私達は母の心拍数が下がっていくのをただただ見ていた。
もう、助からない…。覚悟するしかない。そんな時に
父は「もう、いいよ。よく頑張った。」そう言った。
何でそんな事を言うの?その時は腹が立ったけど
大人になった今は、その気持ちが少し解る。
母の心拍数が0になった瞬間、弟は
「俺、まだ何もしてないのに!」そう泣き叫んだ。
あんたもまだ10代だったもんね、辛かったよね。
48歳…今、生きていたら57歳かな。
早すぎるね。。
そしてもうすぐ母の日。
ありがとう、お母さん。私、頑張ってるよ。
なんか明日が命日だと思ったら、急に鮮明に思い出して
涙が止まらなくなってしまいました。
読んでくれた皆さん、、ありがとう。