月は圓(まどか)に世を照らすなり |  とある尼さんの誰にも言わないお話
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一寝入りして目が覚めたら

凄い月でした。

月齢14.3

明日は満月です。



今夜は檀家のおじいちゃんのお通夜でした。



とても信仰の篤い方で

よく神仏を敬い
先祖を敬う方でした。



寺にはとても親しくしてくださり

私が寺を護るようなっても
祖父・父の代と同じ様に 心を掛けて下さいました。

米寿を過ぎてなお

真冬の寒行中
お米を持って
ほぼ毎日戸口に立って下さいました。



…実は村の同級生のおじいちゃんということもあり

思い出は尽きず
お通夜のお斎の席も
ついつい長居してしまいました。




こんな時私は思います。


私の役目は

命と命を繋ぐジョイントなのだと。


故人との思い出を語り

遺された者が
彼らの生き様を振り返ってもらうことから

より良い道へと導かれるようにと誘うこと


一族にとって大事な人が亡くなった今だから

私がここに居て出来る仕事があると。






『葬式仏教』などと揶揄されて久しい
日本の仏教ですが

確かに


「葬式をあげて終わり」では

とてももったいない事です。



ですので
うちの寺では
お葬式をあげた檀家さんには

なるべく七日毎に寺に来て頂いて

三七日までは一緒にお経を読んで頂いています。




人は

大事なものを失って

初めて

気づかせて戴く場合が

多いからです。







葬儀

先祖供養から学ばせて戴く事





それは

夜空を照らす

月に例えられます。





月が

いっとき雲に隠れても

そこに在りつづけるように


あなたの大事な人たちも

姿は見えなくとも


私達を見守り

照らし導き続けて下さっているのです。










願以此功徳 

普及於一切 

我等與衆生

皆共成仏道