『実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな』
新米のシーズンに
なりました。
普段滅多に
新米など
口にするチャンスは
ありませんが、
今年はたまたま
新ブランド米
「つや姫」を頂き
賞味致しました。
いや~!!
うまし!!
お米一粒一粒が
綺麗なこと!
農家の皆様
ありがとう!!
お米一粒に
7人の神様どころか
30人くらい
(一説には88人とも…所説あり)
いそうな勢いの
美味しさでありました♪
お米好きな皆様
オススメです~。
で、
冒頭の
『実るほど…』
に戻りますが、
毎年
稲の刈り入れどき
(もう今年は終わりましたが)
に
この言葉と伴に
思い出す事があります。
東京から新幹線で
研修から帰った
ある日のこと
その時はたまたま
帰りの便が満席で
グリーン席をとりました
車中、
後ろの席の
スーツを着た方達が
一人の上司っぽいおじ様を囲み
3~4人で
何やら打ち合わせをしておりました。
うるさい程ではありませんが
何せ回りの方がたの
その上司らしき人物への
気遣いが半端ではないのです
やけに
パタパタと席を立ち
外部との連絡をとったり
飲み物を買ってきたり…
ふうん、何かよっぽど偉い人なんだあ…
とは思っていたのですが
終点に着いた時でした
私は
後ろのスーツのご一行の
お供(?)の方たちが
上司の方の先導に立ち
横を通り過ぎるのを
座って
待っていたのですが、
その後に続いて歩いてきた
上司の紳士
(おそらくエライであろう人)が
私の席の横を通り
過ぎようとした際、
手前で
急に立ち止ったのです。
なぜ立ち止ったのだろうと、
私もついその方を
見上げると、
その紳士は
私の方に
丁寧に
つ…と頭を下げられ
そして
そのまま通路を歩いて
行かれたのでした。
最初はピンと
来なかったのですが
彼の行動を
推測するに、
自分たちの
賑やかめな
乗車中の振る舞いや
降車する際
すぐ前の席の人(私)を
待たせてしまったことに対して
お詫び/ご挨拶の気持ちを
示して下さったのかも
知れません。
無意識とはいえ、
若い部下たちが
周りへの配慮を
欠けてしまったであろう分を
その紳士は
一行の長である
己の頭を下げることで
責任を取られたのだと
私は感じました。
いくら私が
お坊さんだとしても
その紳士から見たら、
まだ半人前の年頃である
女性に
そこまで慇懃に
礼を尽くされたことに
大変
深く感慨するものがありました。
その後
私もホームに降りたのですが、
先ほどの紳士が、
6~7人の新たなスーツ軍団に
それは丁重に
出迎えられているのを
見ました。
お迎えのスーツの皆さんは、
胸に見覚えのある
ネームプレートを
つけていたのですが、
それは、地元の
大手銀行のロゴがついたものでした。
今どき
行員が何人もホームまで
頭を下げてお出迎えって
あの紳士は、
一体
何者だったのでしょうね。
ま、
彼がどのような立場だったかは
さておき
熟年の
部下を従えた男性が
礼を尽くして
頭を下げたその姿勢に、
『実るほど首の垂れる稲穂かな』
の句をみた思いでした。
