COMA-CHIヒストリーvol.2 「MCバトルについて」 | COMA-CHIオフィシャルブログ「CHILLIN' DAYZ」by Ameba

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現在HPにて開設されている、 

http://queens-room.com/10th/

ヒストリーインタビューのブログ掲載、
第2話です。
 
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バトルは私にとって“ツール”のひとつだった

最初にバトルに出たのは、多分シンジュク・スポークン・ワーズ・スラムっていうイベントだったと思う。でもこのイベントは厳密にはバトルじゃなくて、詩人とラッパーの大会みたいな感じだったんだ。disりあうんじゃなくて、言葉を使って与えられた時間の中で表現して、どっちが良かったかって審査員がジャッジしていく形で。そこで優勝してからCOMA-CHIに改名した。何かラッパーとしての手応えを感じたんだろうね。披露するのは曲でもフリースタイルでもどっちでもよかったんだけど、私はフリースタイルをやって。いわゆるHIPHOPのカルチャーだけじゃなくて、いろんな文化の人が集まってたから、とにかくいろんな現場で経験を積むことが楽しかったんだよね。それが私なりの独自のスタイルでもあったんだと思う。 

その後、UMBの第1回に出て。ダメレコのみんなが既にいろんなバトルに出てたから「お前も出ればいいじゃん」って言われ、最初はあんまり気がのらなかったんだけど、みんな出るし出てみようかなって。バトルで何を言ったかとかはもう全然覚えてないんだけど、予選勝ち抜いて決勝の8人くらいに残ったんだ。 

もうね、バトルの最中は瀬戸際の高揚感っていうかスリルとアドレナリンがすごかったのを覚えてる。みんな私が女だからってそこをついてくるんだけど、私はそれを逆手にとって倍の下ネタで返すっていう(笑)。もともと得意なほうなんで、下ネタ(笑)。 

何人か倒していって、でも最初は勝てるって思ってなかったから勝つ度に「うわ、勝てた」って自分でも結構驚きだったんだ。まず出ること自体にビビってたからさ。 

その後は3on3とか何個かバトルに出て、B-BOY PARKのバトルに出たのかな。でも、出続けるうちに辛くなっていった。だからバトル自体3〜4回しか出てないと思う。私disるの向いてないんだ。言えるけど、言った後に自分が傷つく。これはヘルシーじゃないなって。 

だけど、始めた以上何らかの形で結果を残さないと悔しいから、B-BOY PARKで3位以内に入って表彰台にのれたらバトルは辞めようって決めて、2位になったから辞めた。ラップとかフリースタイルは大好きだけど、やっぱり戦うのって男の人の本能だと思うんだよね。男の人は戦うことで高揚感とか充実感を得る生き物だからこそ、やっぱり男の人がMCバトルやるんだと思う。私は戦うよりは楽しくやりたいからさ。