高校2年の春、俺が友人たち数人と廊下で喋っていると、 

向こうから一人の女がズカズカとやって来て、俺の前に立ちはだかり、 

「ねえ、あんたが○○?」 

と、俺の名前をぶしつけに聞いてきた。 

「え、そうだけど。」 

とっさの事に俺は気圧され、間の抜けた返事をすると、その女は、 

「ふ~ん。」 

と言いながら、真顔で俺の頭からつま先までをジロジロと見て、 

「なるほど。んじゃ、そういうことで。」 

と言って立ち去っていった。 

俺も友人たちも彼女の後姿を見ながら、しばらく呆然とした。 

「何だ、ありゃ?」 

と、俺が言うと、 

「お前に気があるんじゃないのか?」 

などと友人たちにからかわれた。 

そして…