10年くらい前だったかなあ…5つ年上の同僚OLのAさんと飲みに行った帰りだった。

時間は10時頃かな。
Aさんは職場の男性社員に狙われまくりの美人社員だったんだが、華やかな見た目とは裏腹に意外と身持ちが堅く、美人なのに30になっても独身・彼氏なしのままだった。

一方おれは、変な話美人よりもチョイブスが好きだったし、彼女もいたのでAさんにはさして異性としての興味がなかった。

Aさんもそんなおれの内心を知ってか知らずか、ほかの男の誘いは断るのにおれのことはよく食事や飲みに誘ってくれて、弟のように可愛がってくれていた。

二人で繁華街を歩いてると、小柄なおっさんが突然後ろから
「失礼。変なおじさんです」
と声を掛けてきた。

酔っぱらいかと思い無視し掛けたが、男はおれたちの前に素早く回り込み、両手で「ちょっと待って」というジェスチャーをした。

おじさんはアロハシャツを来てて、確かに怪しそうだった。
「二人はどういう関係?」とおじさん。
「職場の同僚ですよ」

おれは素直に答えた。
無視するべきだったのだろうが、おじさんはこちらがつい返事をしてしまうような、絶妙な訊き方をしてきた。

「恋人じゃないんだ。そりゃいい」
おじさんはそういうなり、右手の人差し指をグッと立ててみせた。
「これであんたたちの夜を撮らせてよ」・・・

そして・・・