熊本市中央区水前寺公園に所在する県指定重要文化財の

洋学校教師館(ジェーンズ邸)です。

 

 県指定の名称は「洋学校教師館」ですが、地元では「ジェーンズ邸」という名でよく知られています。

 熊本市HPによると、この建物は、熊本洋学校に外国人教師ジェーンズを迎えるため明治4年(1871)に建てられた、熊本県内に現存する最古の洋館です。
 ジェーンズは明治4年から明治9年(1876)までの5年間ここで暮らし、熊本の若者達を教育しました。
 また、この建物は明治10年(1877)の西南戦争の際、佐野常民が征討大総督有栖川宮から博愛社(現在の日本赤十字社の前身)の設立許可を受けた場所でもあります。
 元は古城(現在の第一高校体育館のあたり)に建てられましたが、役割を変えつつ移転を繰り返し、水前寺成趣園の東側隣接地に移設されました。しかし、熊本地震で倒壊し、令和5年(2023)より、現在の水前寺江津湖公園の一角に移設復元されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2023年11月撮影