阿蘇市波野大字波野に所在する市指定史跡の

杉谷の塔です。

 

 「杉谷の塔」とは、「杉谷遠江守宗故の墓」のことを指します。

 場所は市指定天然記念物の「乳の木」のすぐ北側の小高い場所になります。

 

 説明板によると、別名仏の塔とも呼ばれているこの墓は、杉谷遠江守宗故の墓所で、宗故戦死後阿蘇家に祟りがあったので、大宮司が宗故の霊を慰めるために、鷹の羽の紋を付けた供養塔をその墓所にたてたので仏の塔と称したそうです。宗故は大永2年(1522年)に亡くなったようです。

 現在の墓石は江戸時代くらいのものだと思いますが、その上に載っている宝篋印塔の2石はそれこそ戦国時代くらいのものになります。これは当時のもので残っているものと思われます。

 

 

 

 

 

 

この2石は戦国時代くらいのものです。

 

 

 

※写真は2023年9月撮影