大津町瀬田に所在する

上井手(うわいで)取入口です。

文化財の指定は受けていません。

 

 大津町HPによると、上井手は並行して流れる下井手とともに白川北岸を潤す農業用用水路です。上井手は、加藤清正が構想し、その子の忠広が元和4年(1618年)に着手し、寛永9年(1632年) 引水という所まで開削して中断されました。その後、加藤氏改易後に入国した細川忠利は、引続き寛永13年(1636年)に工事を再開、綱利の代に坪井川まで完工しました。

 上井手取入口の堰は洪水でしばしば流失し、文政11年(1828年)には堰を少し下流に移設しましたが、安政期に大津手永惣庄屋山隈権兵衛が各所に改修を施す時により元の位置に戻され、現在に至っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2019年2月撮影