宇土市本町に所在する

円応寺の板碑(津波供養碑)です。

文化財の指定は受けていません。

 

 この板碑は、元々大永7年(1527年)に建てられた阿弥陀三尊来迎図像が彫られている板碑です。その板碑に、寛政4年(1792年)に発生した寛政の大津波によって犠牲になった溺死者を供養するための文章が寛政5年(1793年)に当時の住職の遠誉によって刻まれています。

 

 

 

 

 

左下に「大永七年」の文字が刻まれています。

 

板碑の右側に、寛政の大津波の溺死者を供養する文章が追刻されています。

※写真は2022年3月撮影