熊本市中央区大江に所在する県指定史跡の

大江義塾跡 及び

市指定有形文化財の

徳富旧邸す。

 

 熊本市HPによると、ここは、明治・大正・昭和にかけての大ジャーナリスト徳富蘇峰と、明治・大正の文豪徳富蘆花が、その父一敬とともに住んでいたところです。明治3年の熊本藩の改革の際、一敬は民政局大属に任命されて熊本に住むことになり、元田永孚の斡旋でこの家を手に入れました。同5年の明治天皇行幸のあとで、新町行在所跡の離れの払下げを受け、主屋に中二階とともに継足し、離れを一敬の父美信の隠居部屋にしました。しかし、間もなく美信は水俣に帰り、あとは一敬が使用しています。同9年の神風連の乱の時のここでの体験を蘆花は後に「恐ろしき一夜」として文章化しました。同15年からは蘇峰が大江義塾を開き、旧邸の座敷も教室に使用されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2023年2月撮影