人吉市大畑麓町に所在する市指定史跡の
笹原番所跡です。
説明板によると、江戸時代に人吉から薩摩に抜ける街道は3ルート存在していましたが、この笹原番所はその中の一つ「笹原越」の途中に設けられた番所です。当番所が設置された年代については不明ですが、18世紀後半以降に設置されたと考えられています。番所跡は、大畑の平野を見下ろすことができる丘陵先端部の緩傾斜地に位置し、街道に面する石垣、階段といった遺構がよく残っています。平場の部分には南側と北側にそれぞれ建物があったと考えられています。
※写真は2019年7月撮影









