玉東町西安寺に所在する県指定重要文化財の

西安寺の五輪塔群 附板碑群です。

 

 『日本石造物辞典』によると、西安寺は、遠江国相良を本貫とした御家人相良氏の流れをくむ山北相良氏の菩提寺として延応元年(1239年)に創建されたという伝承があります。五輪塔は北から南に1号塔、2号塔の順に6基の五輪塔が並びます。中でも一番大きい五輪塔が正嘉元年銘を刻む2号塔で、相良頼平の供養塔とされています。他に、1号塔は嘉元2年(1304年)、3号塔は正応元年(1288年)、4号塔は文中2年(1373年)、5号塔は無銘、6号塔は嘉元元年(1304年)となっています。

 

 

2号塔。

 

1号塔。

 

1号塔の銘文。

 

 

 

2号塔の銘文。

 

 

 

 

3号塔。

 

3号塔の銘文。

 

 

 

 

4~6号塔。

 

4号塔の銘文。

 

 

 

 

6号塔の銘文。

 

 

 

 

 

附指定の板碑群。

 

 

 

 

 

 

※写真は2020年1月撮影