八代市郡築三番町に所在する国指定重要文化財の
旧郡築新地甲号樋門です。
八代市HPによると、明治時代に当時の八代郡が行った干拓事業である「郡築新地」に設けられた樋門で、「甲」、「乙」、「丙」の3ヶ所が明治33(1900)年に建設されました。
現在は、乙号、丙号樋門は現存せず、三番町にあるこの甲号樋門のみが当初の姿を残しています。
この樋門は、当時、熊本県技師で後年第五高等学校教授になった川口虎雄氏の設計によるもので、基本的な構造は石造ですが、アーチ部には赤レンガが用いられており、特に10連の連続アーチであることが特徴です。
※写真は2020年8月撮影









