熊本市北区植木町鈴麦に所在する市指定有形文化財の
豊岡の眼鏡橋です。
木葉川の支流・滑川に架かる石橋です。
説明板によると、両脚の幅11.2m、高さ4.4mある単一アーチ橋で、古い石橋に特徴的な、輪石と輪石を楔石でつなぐタイプの石橋です。要石に銘があり、最後の行に、「享和壬戌二年十月吉日」(1802年)と刻まれています。年号のはっきりしている石橋では県内で最後の橋になります。川沿いにそって旧道があり、西南戦争の際、明治政府軍はこの石橋を拠点に出撃していきました。
※写真は2020年1月撮影