八代市妙見町に所在する市指定有形文化財の

加藤清正長男忠正菩提所の泉福山宗覚寺です。

 

 八代市HPによると、加藤清正の嫡男忠正の菩提所として、慶長13年(1608年)に泉福山本成寺として建立されました。
 その後、寛永11年(1634年)に本成寺は八代城下に移転したため、草庵をその跡に建て、墓守りを置き、本町本成寺から50年の間供養を続けました。
 本成寺移転47年目にあたり、延宝8年(1680年)に当時の八代城主松井直之の斡旋で、藩主細川綱利は宗覚寺住職として本山の日竜を据え、天和3年(1683年)に本堂が創建されました。寺号は忠正の法名「理性院殿宗覚日等居士」によって宗覚寺としたものです。
 当時の本堂と庫裏は、明治10年(1877年)に西南戦争で薩摩軍の本部が置かれたため、兵火で全焼しました。その後本堂と庫裏は明治18年頃再建され、さらに今の庫裏は昭和60年に新築されたものです。

 

 

※写真は2018年12月撮影