人吉市麓町に所在する国指定史跡の

人吉城跡です。

 

 球磨川の左岸に所在します。

 人吉藩・相良氏(2万2千石)の城です。城の北側は球磨川、西側は胸川を天然の堀とし、東側と南側は山の斜面と崖を利用して、巧みに自然地形を利用しながら作られた城です。球磨川沿いに三の丸を配し、その南の高台に二の丸、さらに上部に本丸が配されています。本丸には天守閣はなく、護摩堂があったようです。藩主の館だった御館の石垣には「はね出し」とも「武者返し」とも呼ばれる独特の構造が造りつけられています。現在、人吉市によって多聞櫓や角櫓などが復元されています。

 

上部に「はね出し」をもつ石垣です。

 

 

 

復元された堀合門です。

 

 

 

 

御下門です。

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2021年1月撮影