宇城市三角町中村に所在する国指定史跡の

小田良(おだら)古墳です。

 

 有明海沿いに所在します。

 説明板によると、小田良古墳は地元の人が「チンカンサン」と呼んでいた石塚で、昭和53年に当時の三角町教育委員会によって発掘調査が実施され、装飾古墳であることが確認されました。

 6世紀前半頃に築造されたもので、古墳の主体部は厚さ約10㎝の砂岩板石4枚で石障が造られています。4面の石障には円文や盾、靭などの文様が描かれています。

 

覆屋があるところが古墳主体部です。奥に見えるのが雲仙普賢岳。古墳の封土がないのは、18世紀末の寛政の大津波で流されたからとも言われています。

 

 

 

 

主体部は保存のため砂で埋められています。

 

※写真は2020年5月撮影