小国町黒渕に所在する国指定天然記念物の
阿弥陀スギです。
説明板によると、この大杉は、幹の中から十数本の大枝が立ち、その枝から無数の小枝に分かれ、卵型となり、その形が阿弥陀仏に似ていることから阿弥陀杉と呼ばれるようになったと言われています。また、この木の近くに阿弥陀仏が祀られていたからという説もあるそうです。幹囲は12.6m、樹高は38 mで、樹齢1,300年の県内最大のスギです。明治35年(1902年)にこの木が人手に渡り伐採されようとした時、当時の北小国村、南小国村の人々が寄附を募って買い戻し、共有の宝として後世に伝えることにしたというエピソードを持っています。その後、平成11年(1999年)の台風18号によって、約2/3が倒木してしまい、現在の姿となっています。
※写真は2020年2月撮影











