大津町岩坂に所在する

岩坂五輪塔です。

文化財の指定は受けていません。

 

 大津町HPによると、五輪塔がある場所は、西念寺跡と伝えられているところです。

 西念寺跡と伝えるところには、現在不動堂が建っています。不動堂周辺には、五輪塔を主として、石造物が散在しています。なかでも、際立ったものが2基の五輪塔です。1基は、不動堂より西へ200m程行った畑の中にあり、たたけばカンカン音がすることから「カンカン塔」あるいは「カンカン坊主」と呼ばれています。高さは204㎝です。

 もう1基は、各部がバラバラになっています。地輪は前者の塔の下にあります。他の部分は、不動堂の境内に無造作に積まれています。銘文はありませんが、両塔ともに鎌倉時代から遅くとも南北朝時代の造立と推測されています。

正面の木立の中に1基があります。

 

 

 

 

 

傍らにあるのはもう1基の大きな五輪塔の火輪と思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近くの不動堂の境内に五輪塔が散在しています。

 

ひときわ大きな水輪と空・風輪です。

 

 

※写真は2020年1月撮影