菊池市片角に所在する
藤田橋(相生橋)です。
文化財の指定は受けていません。
菊池川に架けられていた石橋です。
説明板によると、元々、文政7年(1824年)から備前の石工勘五郎により架橋がなされましたが、3年で流失しました。その後、嘉永4年(1851年)種山石工の丈八(橋本勘五郎)の指導の下、5連アーチの石橋が架けられました。しかし、それから流失と修復を繰り返し、昭和の始めには真ん中の1連部分のみを残して流失してしまったそうです。現在、現地に残されているのがその流失から逃れた部分になります。
アーチ下の黒く見える部分がオリジナルの石橋アーチ部です。
コンクリートに挟まれた真ん中部分がオリジナルの部分です。
※写真は2021年2月撮影