山鹿市鹿央町霜野に所在する市指定史跡の

康平寺です。

 

 霜野集落の西端の高い場所に所在します。

 説明板によると、『肥後国誌』によると康平元年(1058年)に創建されたため、康平寺と名付けられたと言われています。四方の谷に4つの法堂と99院があり、多くの寺領を有していたといいます。現在、本堂に安置されている仏像の多くは鎌倉時代の作とされていることから、康平寺は鎌倉期に隆盛を迎え整備されたと考えられます。その後、この地を支配した内空閑氏によって復興されましたが、戦国末期の国衆一揆によって内空閑氏が滅びると堂舎も急速に衰退しました。無住になってからは地元の霜野区の人々によって大切に管理されています。

 

 

境内には五輪塔群があります。

 

 

※写真は2022年11月撮影