菊池市重味に所在する市指定史跡の

元居城跡です。

 

 菊池川の右岸高台に所在します。

 説明板によると、別名を茂藤里城といい、江戸時代に書かれた『菊池風土記』によれば、菊池氏7代隆定の子、伊倉七郎定直の居城とあります。

 南は菊池川に面し、川の湾曲に伴い丘陵が突出した部分に自然の地形をうまく利用して築城されています。豊後方面には掛幕城の予備として、また、守山城には第一援護の要地として、重要な役割を担った城であったと考えられます。

 

城へ行く入口がわかりにくいです。正面の塀の横の里道から入っていきます。

 

この道をまっすぐ進むと城にたどり着きます。

 

大正時代に建てられた城主の墓です。「藤原定直之霊」とあります。

 

 

 

 

 

 

堀切など目立った遺構はありませんが、平たん部を持つ曲輪はよく分かります。

 

※写真は2021年2月撮影