山鹿市志々岐に所在する県指定史跡の

岩原(いわばる)横穴群です。

 

 県道16号から少し南に入った場所の崖面に所在します。県立装飾古墳館からも近い場所になります。

 説明板によると、この場所には役131基の横穴墓が所在し、その分布状況から6群に分けられます。Ⅰ群の14号墓には正面に舳先の上がったゴンドラ形の屍床が見られ、船の櫓べそを表した可能性のある2つの円筒状の造り出しがあります。また、15号墓には連続三角文が描かれるなど装飾が施された横穴墓もあります。

 

 

 

  

 

14号墓内部。船の櫓べそを表したと思われる円筒状の造り出し。

 

側面の屍床にも櫓べそが見られます。

 

※写真は2022年12月撮影