玉名市青木に所在する県指定史跡の
青木磨崖梵字群です。
菊池川右岸の青木熊野座神社境内に所在します。同じ境内には市指定天然記念物の「青木熊野座神社のナギ群」もあります。
説明板によると、この場所に見られる巨大な梵字群は平安時代末期から鎌倉・室町時代に盛んになった修験者によって刻まれたものと推定されます。
高さ9mの凝灰岩の切り立った崖に力強い薬研彫りで陰刻された種子は、落下した岩の中に認められる8字を含め、20字が確認されます。中でも最大の梵字(倶利伽羅龍王の種子)は、蓮華座も含め3.8mの長さを持ち、中心を剣で貫き、当梵字群中最も素晴らしいものです。
青木熊野座神社の入口です。梵字群は向かって左側にあります。
倶利伽羅龍王の種子です。梵字の中を剣が貫いています。
落下した岩にも梵字が刻まれているものがあります。
薬研彫りで彫られています。
※写真は2020年2月撮影
















