天草市久玉町に所在する県指定史跡の

久玉(くたま)城跡です。

 

 牛深にほど近い久玉浦の北側に所在します。

 説明板によると、中世に牛深を拠点としていた豪族久玉氏によって築かれた城と伝えられています。城域は主軸の長さ235m、幅50mに及ぶ規模で、5つの区画を階段状に造成しています。中心区画には高石垣が残っていて、唐津藩寺澤氏による大改修によって造られた江戸時代初期の遺構と考えられます。城の高台にあたる曲輪には土塁や土橋、切岸など中世城の様相を留めていて、久玉氏、天草氏時代の遺構と考えられます。久玉城跡は、中世城跡と近世城跡の両者の遺構が良好に保存されている貴重な史跡です。

 

 

 

大手口の石垣です。近世のものです。

 

井戸跡です。

 

斜面を登りきった所にある虎口です。

 

虎口の石垣。

 

曲輪です奥の右側に高石垣があります。高石垣があるのは海の方向です。

 

奥に海が見えます。

 

奥がより高台の曲輪になります。

 

高石垣です。

 

 

 

 

 

 

一番高台にある曲輪です。曲輪の周りを土塁が巡っています。

 

堀切を上から見たところです。かなり大きな堀切です。

 

 

 

東側斜面にある石垣です。

 

 

 

※写真は2021年12月撮影