南関町肥猪町に所在する県指定史跡の

肥猪町(こえいまち)官軍墓地です。

 

 国道443号の南側に所在します。

 説明板によると、官軍墓地は明治10年(1877年)の西南戦争で戦死した政府軍の軍人、軍夫、警察官を埋葬した墓地であり、県内には21か所作られています。

 この肥猪町官軍墓地は墓碑数180基を数え、その大半は明治10年3月12日及び15日の両日、鍋田・平山(現・山鹿市)の戦闘で戦死した熊本、広島、大阪、名古屋の各鎮台及び近衛所属の将兵が埋葬されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

官軍墓地の墓碑の石材は加工がしやすい天草砂岩が用いられています。加工がしやすい反面、風化の進行が速く表面が剥がれたりする墓碑が多くあります。墓域横に置かれているこれら墓碑は新たな石材と交換された元の墓碑です。

 

 

 

※写真は2020年4月撮影